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常に生徒の思考の流れを分析(Process Tracing)します。できあがった試験答案の分析だけでなく、解答作業中の様子をリアルタイムに観察・分析することで生徒固有の思考パターンの特性を明らかにします。指導法においてもリアルタイムを重視し、一緒に問題を考えながら最も効果的なタイミングで誘導し、自力で完走する体験を繰り返させます。プロフェッショナルにしかできない質の高い指導法です。
生徒がどこにつまづいているのか、そしてどうすれば自力で走れるのか。それは本当は「伴走方式」でしか誘導することはできません。
伴走方式とはもちろん、手とり足とり甘やかすことではありません。
数学の力は3つの重要な段階から成り立っています。このどれが欠けても数学力の低下につながるのですが、現実には複合的に2つ、あるいは3つとも欠けているという人も珍しくありません。3つの段階とは、 A:問題文の読み取り(読解力) B:解法の組立て(思考力) C:正確に計算して正解を算出(正解さ)(計算力)(表現力)
ということになります。さて、苦手なあなたはどの力が欠けているのでしょうか。 Aが不足している人は、一生懸命に考えて式を立てるのですが、そもそも文章を読み間違えたり捕らえ損ねたりしているので、前提の間違った式になってしまいます。自分では正しいと思い込んでいるのですが、前提が間違っているので、当然ながら正解を導くことはできません。 Aを強化するには、文章の「読み取り」の力をつけるしかありません。 「読解力」と言えば国語の話だと思われそうですが、どの科目を勉強するにも必要な根本的な能力である事が分かります。基礎問題の文章は簡単に作ってあるため、基礎問題を演習しているときには読解力不足に気づきにくいでしょう。章末問題や入試問題を解くようになって初めて複雑な問題文章にぶつかり、読解力不足を痛感することになります。対策としては、少し複雑な問題文章を読んで正確に意味を読み取る練習、すなわち誤読したり解釈を誤ったときにすぐにその場で指導があって誘導され、自力で最後まで読み取れる体験を繰り返すことが重要です。つまり読解力には伴走方式が最適だというわけです。 Bが不足している人は、問題の意味が分かっているのに解法が分からない、式を立てられないという人です。通常、数学ができないと自覚している人はここを鍛えようとします。一般の学習塾もこのB:思考力を鍛え伸ばす授業をするのが普通のやりかたでしょう。 Bを強化するには、さらに2段階の訓練が必要です。 1つ目は基礎を完全に理解し正確に説明できるように修得すること、 2つ目は複雑な入試問題の解法を復習・整理して、同じパターンの工夫(テクニック)を要する問題なら次回に出題されたときには解ける、という状態にしておくことです。 基礎の完全マスターは確実さが求められます。そして入試問題の工夫を修得、これがなかなかハードな作業です。「模範解答」はあるのですが「模範解答」がなぜその工夫(テクニック)を使おうとしたのかが、どこにも書いていないし、誰も説明してくれないからです。「模範解答」通りに解けば解けることは理解できるが、自力でそんな解き方を思いつくのは無理だ!という体験を重ねることになります。従ってこのB:思考力を養成するためには、「模範解答」の工夫(テクニック)そのものの解説と同時に、その工夫(テクニック)を使わざるを得なかった経緯を指導側が説明できる必要があります。 つまり、求められる勉強法は、解法・裏技の丸暗記なのではなく、伴走方式による解法の「考え方」の習得なのです。ここは指導側に最も高いスキルが問われる場面です。 Cが不足している人は、自分ではミスをしているという自覚が薄いパターンです。入試会場から帰ってきて「できました!」と言いながら実は正解が出せてない、という人に多く見られます。このC:正確さ=「ケアレスミスをしない力」と言い換えてもいいかもしれません。実はこれが鍛えるのに最も難しい力なのです。ケアレスミスは大量に問題演習をしても減りません。大量に演習すれば大量にミスが出るだけのことです。大量演習で効果が上がるのはスピードであって正確さではないのです。Cの不足はメンタルに原因がある、すなわち生徒の「問題に向かう姿勢」に原因があるのです。 Cを強化するには、メンタルを鍛えねばなりません。 ケアレスミスをしたら怒られる、ペナルティーがある、何かを利用して緊張感を高める状況を作り、集中力をアップさせます。何度も繰り返し確かめたり、慎重に解く態度が身につくことが何よりも重要です。緊張して問題を解くのは疲れますが、そもそも問題を演習するという行為はそれだけ疲れて然るべき行為のはずなのです。集中すればミスが減るのは分かるが自分ではなかなか緊張感を高められない、だから伴走方式です。解いている最中に気持ちが緩んでいるようなら声をかけ、緊張感を取り戻します。リアルタイムに声がかかり、自力でミスなく完走できたという成功体験を積むことができれば、それが最も効果の高い練習方法なのです。 ここまで細やかな指導をする学習塾は他にありません!
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